国際宇宙ステーション(ISS)
地球の約400km上空を周回する、実験・研究を行うための施設です。1998年から建設が始まり、2011年に完成。サッカー場ほどの大きさがあり、宇宙飛行士が通常6カ月、場合によっては1年以上滞在しながら、無重力環境での科学実験や技術開発を行う拠点となっています。
ISSには、実験や研究を行う「実験モジュール」や、宇宙飛行士が生活する「居住モジュール」などが備えられています。また、一般の宇宙旅行者も滞在できるため、宇宙観光の場としても活用されています。
ただし、ISSは老朽化が進んでおり、2030年に運用を終了する予定です。そのため、後継として民間企業や各国の宇宙機関による新たな宇宙ステーションの建設が計画されています。